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店名で探されない店は、「用途」で選ばれる導線を設計をする

9月13日
読了時間: 5分
選ばれる導線

店名で探されない店は、「用途」で選ばれる導線を設計をする

結論:高単価レストランのWEB改善では、お客様が最初から店名で検索しているとは限らないという前提が見落とされがちです。「誕生日に使える個室のある店」「接待で失敗しない静かな店」のように、店名ではなく用途で探しているお客様に対して、選ばれる理由を用意できているかが問われます。

この記事では、飲食店コンサルとして予約導線を診断する中で見えてきた、用途で選ばれる導線の考え方を解説します。

Q. 良い店なのに、Google検索や口コミ経由の予約につながらないのはなぜか

意図:料理の質にも自信があり、写真も高級感のある公式サイトを持っているのに、Googleや口コミ経由の新規予約が伸びない店舗オーナーの疑問に答えます。

回答:問題は料理の質ではなく、お客様の利用目的に対して「この店なら失敗しない」と思える情報が、公式サイト・Google・口コミ・予約ページに置かれているかどうかです。

理由:お客様は必ずしも店名で検索していません。「〇〇店に行きたい」ではなく、「誕生日に使える個室のある店」「プロポーズに向いている夜景の店」のように、用途を起点に探しているケースがあります。この検索に対して、店名しか分からない情報設計では、候補にすら上がりません。

具体例:お客様は、どんなキーワードで飲食店を探しているか

これは意見ではなく、実際の検索行動調査からも一部裏付けられます。

飲食店予約システムを提供するトレタが実施した調査によると、Googleマップで飲食店を探す際に使われるキーワードの内訳は、「店名」が73.1%で最多、次いで「料理のジャンル名」50.4%、「地域名」45.3%、「お店の業態」34.4%、「利用時間帯」30.2%、「利用条件(子連れ、駐車場など)」10.9%という結果でした。

この結果を正直に読み解くと、店名検索そのものは依然として最多です。ただし、複数のキーワードを組み合わせて検索するのが一般的であり、「利用条件」のような具体的な条件による検索も、割合としては大きくないものの一定数存在します。この調査自体は「記念日」「接待」といった利用シーンを直接調べたものではありませんが、店名以外の条件で店を絞り込む検索行動が実際に存在することは、この結果からも確認できます。

つまり、店名検索が中心である一方で、店名を知らない未来のお客様に用途で見つけてもらうための情報設計は、依然として重要な取りこぼしポイントだと考えられます。

よくある見落とし:「向いている」と書いているだけの情報設計

飲食店の予約導線を診断していると、次のような状態をよく見ます。

  • 記念日向けと書いているのに、サプライズの相談方法がない

  • 接待向けと書いているのに、個室の静けさや会計導線が書かれていない

  • 高級感のある写真はあるのに、誰と、どんな日に、なぜ使うべき店なのかが伝わっていない

この状態では、用途で検索してたどり着いたお客様がいても、良い店であるにもかかわらず候補から外れやすくなります。

見るべきは、アクセス数だけではない

これからの飲食店のWEB導線で見るべき指標は、次の3つです。

  1. どんな言葉で見つけられているか

  2. どんな不安を解消できているか

  3. どの予約理由につながっているか

ここを整理できる店ほど、公式サイトやGoogleからの直予約は強くなります。

セルフチェック:用途で選ばれる導線が整っているか

  • [ ] 記念日・接待など、代表的な利用シーンごとに専用の説明がある

  • [ ] 「〜向け」と書くだけでなく、具体的な対応内容まで書かれている

  • [ ] 公式サイト・Google・口コミで、伝えている用途にズレがない

  • [ ] 予約ページまで、その用途に関する情報が途切れていない

これはあくまで自己診断のための目安であり、統計的に検証された基準値ではありません。

まとめ

店名で探される店は強いです。でも、まだ店名で探されていない店でも、用途で選ばれる導線は作れます。

店名検索を待つのではなく、選ばれる導線を取りに行く。 それが、これからの予約導線です。

よくある質問

Q. 用途で選ばれる導線を作るには、まず何から手をつければよいですか? A. 自店が想定する代表的な利用シーン(記念日、接待、会食など)を洗い出し、それぞれについて「向いています」で終わらせず、具体的な対応内容(相談方法、席の様子、当日の流れなど)を公式サイト・予約ページに明記することから始めます。

Q. 店名検索が多いなら、用途対策はそれほど重要ではないのでは? A. 店名検索が多いのは事実ですが、それは主に「既に店を知っている人」からの検索です。用途で選ばれる導線は、まだ店名を知らない新規のお客様に見つけてもらうための入口であり、店名検索とは別の役割を持っています。

この記事のシリーズ(用途別の詳しい解説)

SEISHINでは、飲食店コンサルとして、Google・公式サイト・口コミ・予約ページを確認し、「用途で選ばれる理由」を設計する診断を行っています。

ご興味があれば、60分の無料診断からお気軽にご相談ください。

筆者:田中涼祐(SEISHIN代表) 公式サイト:SEISHIN-Reserve-Growth 更新日:2026年9月13日

 
 
 

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