top of page
検索

高級飲食店が「満席なのに利益が残らない」理由|RevPASHと予約レベニュー運用の考え方


満席なのに、利益が残らない理由

高級飲食店の経営では、「予約は埋まっているのに、思ったほど利益が残らない」という課題が起こります。

一見すると、満席は成功のように見えます。


しかし、フレンチ、イタリアン、懐石、焼肉などの高単価店では、満席であることと、収益性が最大化されていることは別です。

理由は、高単価店には次のような制約があるからです。

席数が限られている。営業時間が限られている。滞在時間が長い。サービス品質を維持するため、人員を簡単には増やせない。ピークタイムと平日で需要差が大きい。


つまり、見るべき数字は単なる来店数ではありません。

本当に見るべきなのは、限られた席と時間が、どれだけ効率よく売上に変わっているかです。


高単価店に必要なRevPASHという考え方

このとき重要になるのが、RevPASHです。

RevPASHとは、Revenue Per Available Seat Hourの略で、日本語では「座席時間あたり売上高」と訳されます。

簡単に言えば、1席が1時間あたりどれだけ売上を生んでいるかを見る指標です。


たとえば、同じ満席でも、

19時台だけに予約が集中している。

17時台と21時台が空いている。

個室が低単価利用で埋まっている。

記念日や接待の高単価需要を取り切れていない。

平日の予約理由が弱い。

このような状態では、席の時間価値は最大化されていません。


集客ではなく、予約導線の設計が必要

高級店に必要なのは、単純に広告費を増やすことではありません。

必要なのは、予約前の導線を整えることです。

Googleで見つける。

食べログや一休で比較する。

Instagramで雰囲気を見る。

TableCheckで空席を確認する。

公式サイトで信頼性を確認する。


この流れのどこかに不安や情報のズレがあると、予約直前で離脱します。

特に高単価店では、利用目的が明確です。

記念日。

接待。

会食。

デート。

家族の祝い事。

インバウンド利用。


それぞれの目的に対して、必要な安心材料は異なります。

記念日なら、演出やメッセージプレート。

接待なら、個室、会計配慮、静けさ。会食なら、アクセス、席間、コース内容。

インバウンドなら、言語対応、予約しやすさ、食体験の説明。


これらが媒体ごとに分散していると、良い店でも選ばれにくくなります。


価格を動かすのではなく、需要と席価値を設計する

近年、飲食業界でもダイナミックプライシングや価格変動制への関心が高まっています。

ただし、高級店で大切なのは、混雑時に単純に価格を上げることではありません。

むしろ重要なのは、ブランド価値を守りながら需要を分散させることです。


たとえば、

平日の優待プラン。早い時間帯限定の体験設計。ペアリング付きの高付加価値コース。記念日向けの安心材料を含んだコース。接待向けの個室確約プラン。インバウンド向けの特別体験。

価格を変えるというより、選ばれる理由を時間帯や目的ごとに設計するという考え方です。


予約レベニュー運用という考え方

SEISHINでは、高単価飲食店に必要なこの運用を予約レベニュー運用と呼んでいます。

予約レベニュー運用とは、Google、食べログ、一休、TableCheck、Instagram、公式サイトなどの情報を横断し、席の時間価値を最大化するために予約導線を整えることです。

目的は、営業日を増やすことではありません。

人員を増やすことでもありません。

今ある席を、今ある営業時間の中で、より高密度に売上へ変えることです。


まとめ

満席なのに利益が残らないとき、見直すべきは「集客」だけではありません。

見るべきは、


席の時間価値。

予約枠の設計。

媒体ごとの情報の一貫性。

利用目的ごとの安心材料。

平日とピークタイムの需要差。

コースと席価値の見せ方。


高単価飲食店に必要なのは、バズではなく、予約密度です。

貴店のWEB導線が、席の時間価値を最大化できているか。公開情報ベースで確認するだけでも、改善の余地が見えることがあります。


SEISHINでは、高単価飲食店様向けに、Google、食べログ、TableCheck、Instagram、公式サイトを横断した簡易診断を行っています。


気になる方は、プロフィールリンクまたはDMよりご相談ください。

 
 
 

コメント


bottom of page